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voice -inside-  谷川 幸

蜷川実花が初監督を務める作品にして、
今の日本のアート・クリエイティブシーンをリードする
若い才能の結晶となった、映画「さくらん」。

谷川 幸 25歳。

彼女もまたその若い才能のひとつだ。

なんと、「さくらん」の着物デザイン制作を手がけた当時、
彼女はまだ24歳になったばかりという若さだった。

そんな彼女ことを一度だけ雑誌で見かけたことがある。

誌面から伝わる彼女の印象は、
着物姿ではあるものの和からは遠く、
例えるならソフトパンク系のアーティストといった感じだろうか。

そのわずか数日後、
誌面から受けた鮮明なイメージが醒めやらぬ内に、
彼女との出会いは訪れた。

−−−−−−−

京都文化博物館や河合塾などがあり、
道の細さのわりには人通りが多いのが三条通り。

この三条通りを河原町通りからまっすぐに歩くと、
突き当たった烏丸通り沿いに STARBUCKS がある。

そこが彼女との待ち合わせ場所だった。

彼女の仕事終わりにアポを取ったため、
少し遅れて彼女が到着した。

「はじめまして。」

ソフトパンク系というイメージから遠く、
落ち着いた丸みのある声だった。

「あぁ、根っからの京都の人なんや。」

そう、すぐに感じ取ることができた。

彼女に初めて会ったのは、
実は、2007年6月のこと。

彼女と話をするようになり、もう5ヶ月近く経つ。

その間、何度も時間を共にする中で積み重なった彼女の声が、
voice of KYOTO の first voice である。


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